横浜流星
横浜流星

 俳優の横浜流星(23)と清野菜名(25)のダブル主演ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(日本テレビ系)の視聴率が低迷している。毎回、横浜の胸キュンシーンがSNSなどで話題になっているが、それだけでは数字にはつながらなかったようだ。

 では、惨敗の理由はなんだったのか? まず、脚本の稚拙さがあった。横浜と清野の2人が解決する事件は、セクハラ、モラハラ、不正受験などで、時事ネタを取り入れているのだが、犯人が簡単に分かってしまうような陳腐な内容ばかり。同じように時事ネタを取り入れた、今期放送中の『知らなくていいコト』(日本テレビ系)に比べると、脚本が凡庸だった。

 極真空手が特技だという横浜とアクションに定評がある清野というコンビ結成で、スカッと爽快な美男美女のバディもの(タイプの異なる2人組が難題に立ち向かう展開)が期待されていたが、残念ながらそれが生きるような物語内容とは言い難かった。

 また、ドラマの主軸である、ミスパンダの正体、囲碁棋士の川田レン(清野菜名)と、ミスパンダを操る“飼育員さん”ことメンタリストの森島直輝(横浜流星)の設定が複雑すぎたことも、視聴者を途中で離脱させた理由のひとつだろう。

  1. 1
  2. 2
  3. 3