■ACジャパンのCMが増加

 3月8日に生放送された『R―1ぐらんぷり2020』は、お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタル(33)が優勝を飾ったが、同番組も初の無観客での放送で、その視聴率も気になるところ。

「テレビ離れが進み、業界全体で視聴率が下落していましたが、予期せぬ事態で視聴率が上昇しています。ただ、状況が状況だけに手放しでは喜べませんよね。

 それは収益面からもなんです。ここ最近、『ACジャパン』のCMが流れることが増えてきているんですが、それはスポットCMが入らなくなってきているから」(前出の制作会社関係者)

 ACジャパンとは、以前は公共広告機構という名称の財団法人で、同団体のCMは無料で流される。2011年3月11日に発生した東日本大震災直後には、ACジャパンのCMが連日のように流れることとなった。

「災害などの非常時には多くの企業がCM放映を自粛するため、その差し替えとして連日、ACジャパンのCMが流れました。ただ、今回のケースは当時とは異なります。

 というのも、遊園地やテーマパークなどは軒並み臨時休園を発表し、新作映画も延期になるものもあり、映画館では入場制限やチケット払い戻しなどの対応を進めている。そのため、“テーマパークでは今こういうイベントをやっています”といった内容のCMや、新作映画の告知CMも流す意味がない。そういった企業のスポットCMがまったく入らなくなり、それでACのCMが流れているんです」(前同)

 東京ディズニーリゾートとUSJは、2月29日から3月15日までの休園を発表した。

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