氷上の貴公子は気管支が弱い

 フィギュアスケートの羽生結弦選手(25)は幼少期からぜんそくに悩まされている。夜も眠れず、幼稚園にもほとんど通えなかったそうだ。

「氷上での華麗で激しいパフォーマンスからは想像できませんが、実はいまも発作は残っています。いまだにマスクや予防薬は手放せないことが、2017年に放送された『24時間テレビ』で語られました。

 実際に羽生選手は2017年の世界選手権では、ぜんそくと戦いながらの競技になりました。本番2週間前からぜんそくの発作に苦しんでいたことも、同番組で報じられています。それでも彼は世界最高記録を更新した。本人は“苦しいけど、ぜんそく持ちからしたらそれが普通。自分がぜんそく持ちだから競技がしんどい、という思いはほとんどなかった”と語っており、彼の精神力の強さがうかがえます。

 さらに、2019年の全日本選手権では、練習時に何らかの装置を衣装の下に付けているのが確認されています。スケートは体力の消費が著しいスポーツ。これからも究極の高みを目指していくはずですが、身体は本当に心配ですね」(スポーツ紙記者)

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