■12時間の穴をどうやって埋めるのか……

「あと1週間しかないのに12時間も白紙になった。これはフジテレビの未曽有の危機なのではないでしょうか。

 まず考えられる対応は、過去の『フィギュアスケート世界選手権』や冬季五輪などの映像を使った、羽生選手、宇野選手、紀平選手らのパフォーマンスや功績を振り返るような緊急特番でしょう。

 また、撮影や編集が間に合っているのであれば、本来その時間帯に放送する予定だったレギュラー番組を通常通り放送する。木曜日なら『奇跡体験!アンビリバボー』や『直撃!シンソウ坂上』といった番組ですね。ただ、レギュラー番組の担当者もフィギュアの放送予定を見越して番組作りをしているはずなので、準備ができているのか……。

 あとは、たとえば『踊る大捜査線』や『コード・ブルー』、『HERO』といった人気ドラマシリーズの再放送や、『マスカレード・ホテル』や『翔んで埼玉』など、フジテレビ製作の映画を放送する、という対応も考えられますが、裏かぶり(芸能人が同じ時間帯の番組に出演すること。タブーとされている)チェックもしなければなりません。フジテレビのコンテンツでいうと『ワンピース』や『ドラゴンボール』もあるので、アニメの劇場版映画を流すというのもひとつの手かもしれません。ただ、関係各所への許可取りも時間がない中、簡単なことではないですよね……」(前出の民放キー関係者)

 プロ野球開幕戦やサッカー代表戦も中止となり、フジテレビ以外のテレビ局も対応に追われているという。

「ただ、フジテレビの場合は6日間、約12時間分の中継が1週間前に飛んでしまったわけですから、他局の比ではないでしょう。わずか1週間で12時間分の穴を埋めるというのは本当に大変で、局を挙げた緊急事態ともいえるのではないでしょうか。『フィギュアスケート世界選手権』がなくなり、放送できなくなったことで、CMへ影響も出てくるかもしれません」(前同)

 新型コロナウイルスは、フジテレビに大きな被害をもたらすことになりそうだ……。

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