(左より)田中圭、中村倫也
(左より)田中圭、中村倫也

 3月15日にスペシャルドラマ『不協和音 炎の刑事VS氷の検事』(テレビ朝日系)が放送された。推理作家・大門剛明の小説『不協和音 京都、刑事と検事の事件手帳』が原作の、“バディもの”だ。

 同ドラマでは、田中圭(35)と中村倫也(33)が、性格の正反対な生き別れの兄弟を演じたことで話題となった。

「“自白の強要で冤罪を生み出した刑事”として糾弾された父親を信じる熱血漢でノンキャリ刑事の裕介(田中)。父親の死後、検事長に引き取られ、冷徹なエリート検事になった真佐人(中村)。一見正反対な2人が対立しながらも事件の真相を追う、いわゆる“バディもの”です。事件関係者を通じて“親子の絆”を実感するシーンや、それぞれ独立した事件がやがて1本の線に、という展開など、ストーリーも王道で、後味も悪くないものでした。

 物語の大筋は原作通りだったのですが、大きな違いとして舞台が京都から東京に変更されていました。また、“父親の冤罪事件の真相”は原作同様に最後まで明かされないまま。謎を残したシナリオや、舞台設定の変更などは、連ドラを視野に入れてのことなのではないでしょうか」(制作会社関係者)

  1. 1
  2. 2
  3. 3