今回のレギュラーは失敗できない

 いくら漫才が面白くても、バラエティ番組はトークができなければ意味がない。「トークが下手なままでは、MCはおろか、ひな壇にも呼ばれなくなる」と話すのは、制作会社関係者。

「たとえば『霜降り明星』は、ひな壇で出演していても、面白いトークで場を沸かせて、番組を盛り上げることができる。彼らは今後も安泰だと思います。

 しかし、トークがうまくない人は存在感を出せずに終わってしまう。ブルゾンちえみ(29)は“35億”であれだけブレイクしたのに、トーク番組でイマイチ活躍できていない。『ヒルナンデス!』(日テレ系)ではクイズにボケずに普通に答えてしまったり、『行列のできる法律相談所』(日テレ系)などに出演しても、ほとんど発言しなかったりと、番組での立ち回りが非常に下手に見えてしまった。

 また、『M-1』と『THE MANZAI』で2冠を達成したにもかかわらず、爆発的な人気を獲得できなかった『パンクブーブー』は2013年、『しくじり先生』(テレビ朝日系)に、失速ぶりをネタに出演する始末。 しかも、パンクブーブーがあげた“しくじり要因”は“キラーフレーズがない”、“華がない”、“優勝でハードルが上げられてしまった”というものでした。キラーフレーズ以外の2点は、まさに、現状のミルクボーイの課題と一致してしまっていると思います。それだけに、今回の決まったレギュラー出演は、ミルクボーイにとってまさに正念場になるでしょうね」(前出の制作会社関係者)

 漫才の腕だけでは生き残れないテレビ界。彼らもこのレギュラーでスベると、そう何回もチャンスはないかもしれない。はたしてミルクボーイの運命は?

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