■『SUITS』は織田裕二が原因!?
リメイク版はどうしてもオリジナルと比較されがちだが、『SUITS』や『TWO WEEKS』は、どこが悪かったというのか。前出のテレビ誌記者は続ける。
「オリジナルの『SUITS』はアメリカ・NYを舞台に、2人の弁護士が活躍するリーガルドラマでした。日本版の主演は織田裕二(52)、その相棒にHey!Say!JUMPの中島裕翔(26)というキャストだったのですが、織田裕二とオリジナル版の主演ガブリエル・マクト(48)が年齢的にもビジュアル的にもイメージが違っていたことが、しばしば批判の的になっていました。
また、海外ドラマ特有の、ジョークも交えた小粋なセリフの応酬を、日本ふうに落とし込めていなかったんです。当時のネット掲示板でも“友近のコントみたい”、“オリジナルを意識しすぎ”と、批判の声がありました。4月13日からは、その『SUITS』のSeason2が始まります。前回よりも面白くなっていることを期待したいですね。
『24』も、よくネタにされている“すまないと思っている!”のようなオーバーな吹替の演技も人気のひとつでした。日本版がこれを変に意識してしまうのではないか、と不安になりますね。洋画みたいなセリフ回しを、違和感なくローカライズできればいいのですが……」