■『24』には『TWO WEEKS』のスタッフも

『TWO WEEKS』の場合、脚本もよくなかったようだ。

三浦春馬(29)主演の『TWO WEEKS』は、冤罪事件に巻き込まれた男が、娘の骨髄移植のために2週間の逃亡劇を繰り広げる韓流ドラマが原作です。文化・風習が日本と近いので、『SUITS』と比べると違和感はないのですが、火曜21時枠で平均視聴率が6.5%と、数字はまったく振るいませんでした。

 当時は『サインー法医学者 柚木貴志の事件ー』(テレビ朝日系)や『ボイス 110緊急指令室』、『グッド・ドクター』(フジテレビ系)など、多くの“韓流ドラマのリメイク”が乱立していたことも影響したようです。“似たような展開ばかりでつまらない”、“既視感がある”という声が、当時は多かったですね。一方で、“警察が無能すぎ”、“脚本がご都合主義”と、脚本面のツッコミもありました。

 今度の『24』では、『TWO WEEKS』で演出を務めた木内健人氏と、脚本を担当した山浦雅大氏がそれぞれ監督と脚本協力を担当することになっています。『24』では素晴らしい仕事を期待したいですね」(前出のテレビ誌記者)

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