KinKiKidsの堂本光一(41)が主演舞台『Endless SHOCK』の上演中止を決意した経緯と、現在の胸中を明かしていた。
この発言があったのは、3月21日放送の『FNS音楽特別番組 春は必ず来る』(フジテレビ系)でのこと。この番組は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響下で、“少しでも音楽の力で元気を取り戻そう!”という趣旨に賛同したアーティストたちが、“春は必ず来る”をテーマにパフォーマンスを行うもの。
堂本が登場したのは、番組の終盤。文化イベントの中止や延期が要請され、コンサート・ライブ・舞台など多くのエンターテインメントが軒並みストップしている中、上演回数1760回を誇る『Endless SHOCK』も2月18日以降、上演を中止していると紹介された。
そして、観劇できなかったファン、演劇を愛するすべての人たちのために、堂本が選んだ『Endless SHOCK』の名シーンを、同番組のための特別演出で放送することに。これは、放送の2日前、観客のいない帝国劇場で収録されたもので、テレビカメラの前でパフォーマンスするのは、この舞台の20年の歴史で初めてだという。
VTRの冒頭、女優の前田美波里(71)やKAT-TUNの上田竜也(36)ら出演者と、帝国劇場のステージに登場した堂本は、「一度立ち止まったとしても、また一歩踏み出す勇気を持つのが大事」だと訴え、「今の世の中に、少しでも元気が届けばいいなと思ってパフォーマンスさせていただきました」とあいさつした。
ステージでは、堂本が歌いながら優雅に空中を舞ったり、女優の梅田彩佳(31)と自動車ごと空中に浮き上がったり、上田ら大勢のキャストとの歌やダンスを披露したりと、華やかなパフォーマンスを見せた。そして、生放送のスタジオに戻ると、帝国劇場にいる堂本が中継で語り始めた。
カメラの前には、誰もいない客席を背景に堂本が1人でステージに立っており、「作品の特性として、中止を判断した」と明かし、「突然の中止となったために、たくさんの方にご迷惑をかけて申し訳ないという気持ちでいっぱいです」と謝罪。今後も強い気持ちでいたいと思っていると語っていた。