水卜麻美
水卜麻美

 世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス。

 日本国内では感染者が1400人を超え、各自治体は不要不急の外出自粛を要請。7月に開催を予定していた東京五輪は、1年程度延期することが発表された。

 東京都では3月25日に41人、翌26日には47人の感染者が確認され、感染者数の増加に歯止めがかからない状況にある。

 3月23日、東京都の小池百合子知事は記者会見で「今後の事態の推移によっては、都市の封鎖、いわゆるロックダウンなど、強力な措置をとらざるを得ない状況が出てくる可能性がある」と話した。

「東京都や首都圏の自治体がロックダウンを発令するのも時間の問題だとささやかれています。ロックダウンとは、簡単に言うと外出禁止を指します。なぜそうした措置の可能性が出てきたかというと、3月20日から22日までの3連休がマズかったといいます。この連休は天気に恵まれ、快晴でした。特に首都圏では連日の自粛ムードやコロナ疲れでしびれを切らした人々がこぞって外出。それまで、新宿、渋谷、上野、横浜なども人手が少なかったのですが、先日の連休は多くの人でにぎわっていました。

 そのため、この3連休で感染が拡大してしまっている可能性が高いといいます。新型コロナウイルスの潜伏期間は5日から14日前後。連休中に罹患してしまった人の感染が判明してくるのは、4月1日頃ではないかという話です。また、これだけ多くの人が街に出てしまったわけですから、連休中に感染した人が、どこで感染したのかを特定することも難しい。4月初旬、首都圏では100人単位、下手をしたら1000人を超える感染者が発覚する可能性もあるとささやかれているんです。そうなると、間違いなくロックダウンでしょう」(全国紙記者)

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