兼近大樹(EXIT)
兼近大樹(EXIT)

 群雄割拠の芸能界で新しい風を吹かせている“お笑い第7世代”。

 霜降り明星せいや(27)が自身のラジオ番組『霜降り明星のだましうち』(ABCラジオ)で、「お笑い芸人のみならず、若い世代で集まって、“第7世代”など名前をつけていけば、ブームになるのでは」という旨の発言をしたのがその始まりだという。

 4月からはバラエティ番組『霜降りミキXIT』(TBS系)、『第7キングダム』(日本テレビ系)の放送がスタートする。さらに特番ながら、3月30日にはバラエティ番組『お笑いG7サミット』(日本テレビ系)も放送された。

「“お笑い第7世代”は、霜降り明星や四千頭身ら注目の若手が揃っている世代。一般への認知度も高まってきていますし、芸能界での存在感が増してきています。この括りにいる芸人たちを見る機会は、今後も増えるでしょう」(バラエティ番組スタッフ)

 第7世代の中でも、「ヤバい!」と特に注目されている3人の芸人がいるという。

 まず1人目はEXITのボケ担当・兼近大樹(28)。テレビで見ない日はないほど、売れに売れているEXITだが、兼近の“天才肌”が業界で注目されているという。

「“兼近は天才!”“ちょっと頭ひとつ抜けている”と、バラエティ界、お笑い界ではもっぱらです。コメントの返しの力、瞬発力があり、番組収録でもほぼ100%ウケを取るんです。3月7日に放送された『オードリーオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、春日俊彰(41)が兼近がM−1グランプリを見ていないと明かしました。お笑いの勉強もこれからなのにすでに笑いを取る才能がある。ヤバい才能ですよ。

 兼近はインスタグラムのライブ配信をやって、寄せられた“全部のコメントにチャラく返す”という試みをして、数えきれないほどのコメントをすべて返していたら鍛えられたというのです。売れているのに、今も必死でお笑いの努力を重ねているんです」(前同)

 2019年8月31日に放送されたバラエティ番組『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)に出演したEXIT。番組後半でネタの披露を行ったが、出演していたオール巨人(68)らの反応は今ひとつだったが、

「兼近は突然服を脱いで、“ブリーチの箱のモデルのやつ!”といきなりモノマネを披露したんです。このモノマネにスタジオが爆笑。ネタへの反応が弱かったオール巨人も“力ある!”と絶賛しました。ネタの反応を見て、とっさにモノマネで勝負に出た判断力は素晴らしいですよね。M-1は昨年の準々決勝進出が最高。兼近は今、過去のM-1を最初から見て、漫才の研究を続けているといいます。今年の12月、EXITが一気に頂点に立っていると可能性はなくはないですよ」(同)

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