昔からパチンコ業界において、4月は“勝てる月”とされてきた。「4月は新社会人や進学などで人の動きが活発な月。こうした若者たちに“パチンコを趣味として根づかせたい”との思いから、種まきの月にして、サービス営業を行うホールが多いんですよ」(ホールコンサルタント関係者)
また、日本列島を悩ませる新型コロナが、サービス営業を助長しているという見方もあるのだとか。「私が実際に打った体感ですが、コロナによる自粛の流れで売り上げが減るのを食い止めようと、多くのパチンコ店が常連客を逃がさないように、よく出している気がします」(攻略誌ライター)
幸か不幸か、例年以上に勝てるチャンスが多そうな令和2年4月のパチンコ。本誌で劇画『麻雀放浪記』の構成協力を務めるギャンブルライターの浜田正則氏も、太鼓判を押す。「現状のパチンコ台は、釘をアケても出ないといわれていて、大当たり1回の出玉は昭和50年代から始まるセブン機の中でも歴代ドン底。こんな状況でシメなんて、できっこない。アケても出ないんだから、相対的にすべての店がアケクギ主体です。春は生活のルーティンが変わる人が多いので、バラマキ営業で常連客を育て、経営地盤を固める戦略のホールが多いんです」
また4月から施行される改正健康増進法によるパチンコ店の全面禁煙化も、バラマキを後押しするという。「店内に喫煙ルームを増改築することで、“リニューアルオープン”を謳えます。リニューアルはイベントの中でも相当強い部類なので、かなり期待できます。さらに大手チェーン店の中には、ビル取り壊しからのグランドオープンに踏み切った店舗もあります。相当な予算を投じても、それに見合う集客力があるという自信の表れです」(前同)
それでは、絶対に勝てる“Xデー”と“機種”は?「ズバリ『海物語』シリーズです。もともと出玉よりも安定感をウリにした機種なのに、前述のアケクギになっているわけですから、『海』だけ狙えば、かなりオイシイ状況といえます。その『海』と同じ系統で認識されているのが、パチスロの『ゴーゴージャグラー』で、機種名の『ゴー』にちなんで“5”のつく日がサービスデー。これに引っ張られて、『海』も5のつく日に勝てる公算が高いと言えますね」(同)
4月5日、15日、25日の3日間は『海』狙いで、お小遣いを稼ごう!