唐沢寿明
唐沢寿明

 NHKは4月1日、大河ドラマ麒麟がくる』と連続テレビ小説エール』の収録を当面見合わせると発表した。

「4月2日発売の『週刊新潮』(新潮社)によると、『エール』は、2019年11月に脚本家を、林宏司氏から清水友佳子氏、嶋田うれ葉氏、演出担当の番組スタッフに交代したことで、撮影開始が予定より遅れた。そこに、出演者していた志村けんさんが新型コロナウイルスに感染していたことが発覚。保健所からの連絡はなく、一旦は収録を中断しないと決めたようですが、結局、収録は当面見合わせになりました。これにより収録スケジュールはかなりキツくなったようですよ」(芸能記者)

 収録が見合わせとなったことで、特に焦っているのではと言われるのが、『エール』の主演・窪田正孝(31)の父親を演じる唐沢寿明(56)だという。

「唐沢は10月期からアメリカの大人気ドラマ『24』のリメイク作『24 JAPAN』(テレビ朝日系)で主演、ジャック・バウアーの日本版といった役を演じます。アクションシーンも本家同様に多く、撮影も大変なうえ、『24 JAPAN』は24話の大作ですから、クランクインも早くなるのではと。もし、朝ドラの撮影が伸びた場合、唐沢は『24 JAPAN』の撮影と時期の問題が出てきそうですよね」(芸能記者)

 NHK朝ドラの放送期間は半年で、4月に始まる『エール』は前期なので、通常は9月最終週の土曜日で放送が終わる。クランクアップの時期を振り返ると2019年『なつぞら』が8月20日、2018年『半分、青い。』が8月17日、2017年『ひよっこ』が9月4日、2016年『とと姉ちゃん』が8月25日となっている。

「『エール』は撮影が始まってすぐに脚本家の交代劇があり、さらに新型コロナウイルスの影響で収録を中断したので、クランクアップは例年より遅くなるでしょう。もしかしたら9月末の放送直前までの収録になるのかも。『24 JAPAN』は10月期に放送が始まるので、唐沢さんが同時期にドラマ2作の収録をこなす事態は避けられなさそうです。ジャック・バウアーは一旦テロが勃発すると、24時間不眠不休、飲まず食わずで犯人を追い続けます。同じように唐沢も24時間不眠不休で撮影、なんてことにならなければいいのですが……」(芸能プロ関係者)

 若々しくても、唐沢も56歳。無理をせずに仕事ができる態勢を整え、唐沢版ジャック・バウワーを熱演してほしい!

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