■焦って勝手に動きすぎた宮迫

「宮迫は亮と違い、“窓口を一本化して、余計なことはしない”ということができなかった。お笑い界の大御所で大先輩の明石家さんま(64)は騒動が発覚した当初から、宮迫を気にかけ、自分の個人事務所預かりにしました。昨年11月には大勢のテレビ関係者を集めて“宮迫を囲む会”を行ったり、今年1月の舞台で、サプライズ的に宮迫を復帰させる計画を考えていたりと、親身になって水面下で骨を折ってくれていた。

 ところが、11月23日の『MBSヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で、『囲む会』で報道陣が予想外に多かったことを理由に、1月の舞台復帰計画を中止したことをさんまが明かした頃から、宮迫は独自の動きを始めました」(前出の芸能記者)

 1月29日から、宮迫は自身のYouTubeチャンネル『宮迫ですッ!』を開設し、YouTuberデビュー。これについてはダウンタウン松本人志(56)やナインティナイン岡村隆史(49)が苦言を呈していた。2月4日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)で宮迫は取材に対し、さんまはこの件について 「かまへんよ」と言ってくれたと答えていたというが、さんまがYouTubeに敵対意識を持っているのは有名な話。到底、本心からの言葉とは考えづらく、

「その後の脱毛サロンのイメージキャラクター就任などは、もはやさんまさんは関知していないところなのではないでしょうか。宮迫さんは生活資金の面でYouTubeなどをやらざるをえなかったという話も聞こえてきますが……。

 ただ最近、さんまさんはまったく宮迫さんのことを語ることはないですよね。さんまさんの事務所の預かりというのも今はどうなのか……」(お笑いプロ関係者)

 それ以外にも、宮迫が先を考えずに行動してしまったのではというエピソードがある。

「2019年9月の台風15号で甚大な被害を受けた千葉県に、宮迫は元芸人のフリー芸能記者・インタビューマン山下氏(51)を連れてボランティアに向かい、支援活動を行いました。ところが、この行動を“露骨な反省アピール”と受け止められてしまい、ネットでは批判の声が上がってしまったのです。

 一方、宮迫のようにボランティアをしようと考えていた亮を、淳は“今後、災害が起きるたびに行く覚悟があるか?”、“アピールだと思われるし、何より被災者の皆さんに悪い”と、理路整然と説明し、亮も納得したそうです。もちろん、被災者のことを思ってすぐに行動したであろう宮迫が悪いとは思いません。ただ亮には、近くでしっかりと行動を判断してくれる淳がいた。本当に信頼できる人物がそばにいたかどうか。芸能活動、テレビへの復帰という意味では、その差が、如実に出てきたのだと思います」(前出の芸能記者)

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