■テレビ番組で晒されたパワハラ実態

 オジンオズボーンの篠宮暁に対する暴行まがいのパワハラが端緒となり、事務所退所に至ってしまった木下だが、それは後輩芸人だけに対するものではなかったという。

 前出のキー局関係者は言う。

「事務所のスタッフ、マネジャーへの仕打ちもとんでもないものだという話ですよ。それが公になった場面もあります。

 2012年12月に放送された『超人気芸人大集合!!ガチで大ゲンカ祭2012』(TBS系)では、『来年これを直さなかったらコンビ解散!』という暴露企画がありました。相方の木本がカミングアウトしたのは、“木下は鏡に話しかける癖がある”というもの。これだけなら、単なる風変わりな趣味です。

 しかし、直後にスタジオに届いた“マネジャーからの告発文”で、“いつも通り楽屋を訪れたら突然、鏡の前に立てと言われた”。“僕はいい大学を出たのにこんなことで本当に家族を養えるのか、と言わされた”。“意味が分からず涙が出ました”と暴露されていました。

 木下は自身が離婚した際の出来事をふまえ “自分と向き合うメンタル術”だと、わけのわからない言い訳をしていましたが、共演者はドン引きしていましたね。当時は、バラエティの演出のひとつかと思っていましたが、実際、近年でも木下の事務所関係者への当たりは相当強いものだったといいます。無理難題を言い、声を荒げることもままあったそうですよ」

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