■ロケ番組や出演者が多い番組も……

 3月23日、日本テレビの福田博之取締役は、特に海外ロケをウリにしている『世界の果てまでイッテQ!』や『アナザースカイⅡ』が新型コロナウイルスの影響を受けており、「おそらく新しくロケに行かないと、そのうち流すものもなくなる。国内ロケをすることになる」と述べた。

「ただ、日本国内でも感染者数が2800人を突破し、感染拡大に歯止めがかからない状況にあるため、国内ロケも厳しい状況にあります。先日、フジテレビの番組スタッフがロケで地方を訪れた際に、現地の人から“東京からコロナをばら撒きに来たのか!”と言われてしまったといいます。確かに感染者がまだ確認されていない県もあるため、そういった自治体の住民の方からすれば、東京からやってきた取材陣を警戒するのも理解できます。

 そうなってくると『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)など、新型コロナウイルス感染を危惧して取材を受けないという人も少なくはないでしょう。感染リスクの少ない人里離れたところに住んでいるのに、感染者が多く出ている東京から来たテレビスタッフとわざわざかかわりたくないと思うのは当然の心境ですよね。まもなくテレ朝もロケNGとなるということですので、系列会社の朝日放送で制作されている『ポツンと』も早晩、総集編になるものと思われます」(前出の制作会社関係者)

「他にも多くの番組が影響を受ける」と、民放キー局ディレクターは言う。

「終電を逃した人の自宅についていく『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京系)や、サンドウィッチマンタカアンドトシがローカル路線バスでロケをする『帰れマンデー見っけ隊!!』(テレビ朝日系)、有吉弘行(45)の『有吉くんの正直さんぽ』(フジテレビ系)などなど、影響を受けるロケ番組は枚挙に暇がありません。

 さらに『火曜サプライズ』や『有吉ゼミ』(ともに日本テレビ系)といった出演者が多数出演し、なおかつロケもあるような番組の制作も難しくなってくるでしょう。今後、テレビ局は再放送や総集編、映画を放送するといった対応に迫られるのかもしれません」(前同)

 新型コロナウイルスの影響で外出自粛を余儀なくされている今、テレビという娯楽も制限を受けてしまうのだろうか?

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