■『アラフェス』はコロナの猛威に打ち勝てるのか

 嵐は、5月15日と16日に東京・国立競技場で『アラフェス2020 at 国立競技場』の開催を予定している。新国立競技場の収容人数は約8万人。2日間合計で16万人という、超大規模なライブになる。

 五輪の延期にともない、期間延長もささやかれているが、本来なら今年は活動休止予定の嵐にとってラストイヤー。今回のライブも、全力を出し切るつもりだろう。

 しかし、3月7日には新型コロナウィルスの影響で緊急事態宣言も発令され、状況は厳しくなっている。多くのイベントは中止や延期になっており、同じ東京の大規模会場である東京ドームで4月4、5日に開催予定だった『THE YELLOW MONKEY 30th Anniversary DOME TOUR』も、延期が発表されている。

「コロナウィルス感染拡大の防止については、“密閉”、“密集”、“密接”の『3密』を避けることが非常に重要だと言われています。それらを避けることで、オーバーシュート(爆発的患者急増)を回避しようというわけです。

 特に人が集まる東京都は“感染拡大警戒地域”に該当すると専門家会議で報じられています。それもふまえて小池百合子東京都知事は、東京都民に向けて『NO!3密』を各メディアで呼びかけていますよね。そして、ライブハウス、コンサートホールといった多くのイベント会場は、残念ながら『3密』に該当してしまいます。

 しかし、3月26日の『女性自身』(光文社)によると、専門家が“新国立競技場は屋外施設”、“風が抜ける構造で換気もしっかり行われるから、集団感染リスクは下がると考えられる”という見解を示しています。つまり、『3密』のうち換気はしているので“密閉”ではない『2密』状態かもしれません……」(女性誌記者)

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