■『3密』を避ければいいわけではない

『3密』に該当しなければ、安心して開催できるのか。編集部は、新国立競技場がある新宿区の新宿区役所の健康部健康政策課に話を聞いた。

「確かに、新国立競技場は『3密』には該当しないかもしれません。

 しかし、勘違いしないでいただきたいのですが、“3密のどれかが欠けていれば大丈夫”というわけでは決してありません。『2密』でも、じゅうぶんにリスクはあります。

 政府の専門家会議で、国立感染症研究所長の脇田隆字氏は“10人以上集まるイベントや集会を避けるべき”と提言しています。まず“集会を避けること”を推奨しているわけですから、決して、“屋外なら安心”ということではありません。

 最終的には、国の専門家会議の内容をふまえて、主催者側に判断して欲しいですね」(新宿区役所・健康部健康政策課担当者)

 また、懸念材料として、新国立競技場の構造上の問題が考えられると話すのは、スポーツ紙記者。

「新国立競技場は、確かに換気もいいし、8万人のキャパシティを誇ります。しかし、実はコンコースからの通路がかなり狭く、座席の間隔も、途中抜けが困難なほど狭い。くわえて、嵐のコンサートであることを考えると、人が密集することは避けられないでしょう。

 また今、『3密』加えて危険だと言われているのが、大声を出すこと、そして歌を歌うことです。それらは飛沫感染のリスクを格段に上げる。新国立競技場のかなりの密集状態で、大勢が嵐の曲を歌う――どう考えても、良い状況とは言えないですよね。

 もちろん、嵐サイドもその辺の事情は重々承知のはず。前出の『女性自身』でも、松本潤(36)が関係者と打ち合わせを重ねていることが報じられています。入場前後の手洗いの徹底、アルコール除菌、サーモチェックにマスクや手袋の装着。感染防止対策は、可能な限り行うでしょう。『手洗いダンス』を見てコロナ対策の意識を高めたファンも、一丸となって協力してほしいものですが、最終的にどうなるのか。緊急事態宣言まで出た今、ジャニーズサイドがコンサートを強行することは考えずらい。コロナウイルスの感染拡大が、劇的に改善しない限り、開催は難しいと思われますが……」

 はたして、新国立競技場で、嵐の雄姿を見ることはできるのだろうかーー?

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