(左上から順に)嵐、ピコ太郎、星野源、高嶋ちさ子
(左上から順に)嵐、ピコ太郎、星野源、高嶋ちさ子

 4月7日にも「緊急事態宣言」が出される状況にあるコロナウイルス禍。外出も制限され、先の見えない状況だが、少しでも日常に笑顔をもたらそうと、芸能人たちが続々とYouTubeに動画を投稿しはじめている。

 まず、人気アイドルグループ・だ。ジャニーズは嵐以外にも『Johnny’s World Happy LIVE with YOU』と題した企画を行い、関ジャニ∞King&PrinceHey!Say!JUMPといった数多くの人気グループが、3月29日から4月1日まで、日替わりで数々の楽曲を披露した。

 そして、このイベントで登場した『Wash Your Hands』という楽曲が大きな話題を呼んだ。“厚労省が推奨する正しい手洗い”を子どもでも簡単にマネできるようなダンスと歌に落とし込み、『手洗いダンス』という愛称で大きな話題となったのだ。嵐以外のバージョンも、3パターンがジャニーズ公式チャンネルで配信中だ。SNS上には、「あの手洗いダンス、手洗いが楽しくなるね」「この人たちは自分たちの公共性の高さをしっかり自覚してるんだよな…本当にカッコいい大人」「CD化してくれたら買うもん」と絶賛の声が飛んでいる。

 

 ジャニーズに続き、お笑い芸人でアーティストのピコ太郎(56)も、『PPAP-2020-』という“手洗い啓発ソング”を公開している。リズムは『ペンパイナッポーアッポーペン』同様のシュールなノリだが、今回の『PPAP』は“Pray for People And Peace”(人々と平和のために祈る)の頭文字であり、「手をよく洗って、コロナに打ち勝とう!」という強いメッセージが込められた応援ソングだ。振りつけも、ジャニーズ同様に手洗いの細かいルールをキッチリと再現したものになっている。

 動画コメント欄には英語圏と思しき多くの称賛コメントが寄せられていたり、ツイッターではタイ語圏のニュースサイト『Thairath News』に取り上げられていたりと、世界的に大きな話題となっているのが分かる。

 

 次に、俳優でシンガーソングライターの星野源(39)が投稿した『うちで踊ろう』は、“視聴者とのセッション”を前提に作られた楽曲だ。最初はインスタグラムでの投稿だったが、4月5日にYouTubeにも投稿された。

 アコースティックギターを弾きながら「扉を閉じれば、明日は生まれる」、「生きてまた会おう」、「うちで踊ろう」と語る、不要不急の外出をしている人々に対する優しいメッセージ性を感じるゆったりした楽曲だ。

 動画説明欄には「たくさん音やダンスを重ねてコラボしたり、カバーをアップしたりしてくださいね」と添えられており、すでに女優の高畑充希(28)や歌手の三浦大知(32)や中島美嘉(37)、お笑いコンビのバナナマンなど、数え切れないほどの著名人たちがコラボバージョンを投稿している。好きなコラボを探すもよし、自分もコラボ動画を投稿するもよし。いろいろな楽しみ方ができる動画となっている。

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