■『ピエール瀧』個人として収入が欲しかった?
3つ目の“ナゼ”は、投稿動画チャンネルについての謎。今回、なぜわざわざ新しく開設したのかが疑問だという。
「2013年から使われていた『ソニーミュージックアーティスツ』による公式チャンネル『電気グルーヴ OFFICIAL YOUTUBE CHANNEL』は、以前は多くの電気グルーヴのMVが公開されていたのですが、現在は静止画をバックにした『虹』以外はすべて削除されていて、実質休止状態です。
その後、2019年4月に『ソニーミュージックアーティスツ』とマネジメント契約を終了した電気グルーヴは2019年11月に『macht inc.』を設立し、インスタグラムや新しい公式YouTubeチャンネル『DENKI GROOVE』も開設しました。ただし、公式チャンネルは、まだ動画が投稿されていない、空っぽの状態です。
今回の動画は、なぜかこの空のチャンネルを使わずに、わざわざ新規のチャンネルを開設しているんですよ」(前出の芸能記者)
言われてみると不自然な行動だが、瀧の現状を考えると話は見えてくる、とワイドショー関係者は話す。
「チャンネルのタイトルから察するに、電気グルーヴではなく、ピエール瀧として動画を投稿し、収入を得たいのではないか、と考えられます。
確かに電気グルーヴやピエールは事件後も根強いファンに支えられているし、業界内でも好感度は高い。Netflixの『全裸監督2』でも、続投が決定しています。
しかし、薬物事件を起こした人間が地上波のドラマやバラエティ番組に戻るのは難しい。たとえば2009年に覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けた酒井法子(49)は、地上波の歌番組に出演するのに11年もかかりました。
また、瀧が経営していた東京・中目黒のおでんバーも、逮捕の結果、閉店に追い込まれてしまっています。多くの芸能人YouTuberと同じく、YouTube方面での収益を確保したいのではないでしょうか」
まだ本編が投稿されていないピエール瀧のチャンネル。今後どのような動画が配信されていくのか、注目したいーー。