木村拓哉、香取慎吾
木村拓哉(左)、香取慎吾

 4月7日付の『文春オンライン』が、ジャニーズアイランドの滝沢秀明社長(38)の“辞めジャニ出演計画”を報じた。

「記事によると、滝沢氏は2019年12月31日に東京ドームで行われたジャニーズカウントダウンコンサートに元KAT-TUN赤西仁(35)を出演させようとしていたそうです。滝沢氏はよく一緒に飲んでいた赤西や元関ジャニ∞錦戸亮(35)ら“辞めジャニ”を気にかけていて、赤西が出演できないか、と考えていたようです」(女性誌記者)

 また、滝沢氏はテレビ業界の慣習についても新たな考えを持っているという。

「記事では、滝沢氏はジャニーズ事務所を辞めたタレントはジャニーズタレントとは共演NG、という慣習を嫌がっているといいます。テレビ業界のジャニーズへの忖度ですからね」(前同)

 滝沢氏が“辞めジャニとの共演解禁”を模索しているのには、当然、理由があるだろう。

「ジャニーズ事務所としては、辞めジャニとの共演NGのままではマズい状況になってきたというのがあるのではないでしょうか。3月31日で退所した元SMAP中居正広(47)、2018年に退所して松竹エンタテインメントへの所属が決まった今井翼(38)、2月27日発売の『週刊文春』(文藝春秋)で2021年春以降に退所する意向を事務所に伝えた、と報じられた長瀬智也(41)……ジャニーズの看板がなくなっても、活躍できるであろう人材が辞めジャニになるのも影響していると思考えられます」(芸能プロ関係者)

 2019年7月、ジャニーズ事務所が民放テレビ局などに対し、新しい地図のメンバーを番組に出演させないよう圧力をかけた疑いがあるとして、公正取引委員会が同事務所を注意。これが影響してなのか、2020年に入り3月放送の連続テレビ小説スカーレット』には稲垣吾郎(46)、4月4日には、音楽番組『SONGS』に香取慎吾(43)、そして草なぎ剛(45)が、2021年の大河ドラマ『青天を衝け』(いずれもNHK)に出演することが決まった、と4月2日発売の『女性セブン』(小学館)が報じた。

「言ってみれば、辞めジャニのほうが大物なんです。その場合、共演をNGにすることで、現所属タレントがチャンスを逃す可能性がある。こうした事態を避けるためにも、早い段階で共演NGはないと示しておきたい、というのはあるのだと思います」(前同)

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