■仲間からライバルへ

 2018年をもってジャニーズから独立した元関ジャニ∞の渋谷すばる(38)は、世界旅行を続けながら音楽活動を続け、2019年4月に大手レコード会社のバックアップの下、個人レーベルを設立。音楽一本で活動している。2019年10月にリリースしたアルバム『二歳』はOfficial髭男dismスピッツを上回り、オリコンデイリーアルバムランキングで初登場首位を記録。2020年1月、幕張メッセから始まった全国ツアーでは、8か所11公演で約5万人動員を達成した。

「渋谷は関ジャニ時代から歌唱力に定評があり、作詞作曲も多く手掛けていました。全国ツアーのセットリストもすべてソロになってからの曲で、アーティストとしての地位を確立しています。ジャニーズ時代は少なかった男性ファンも多く、本人も音楽ファンに受け入れられていることを喜んでいるようです。

 退所会見で“(ジャニーズ事務所の先輩の中で)目標とする方がいたら、辞めてないと思います”と発言してジャニーズを激怒させた渋谷は、独立後の活動を危ぶまれていました。ですが、今年は海外公演や国内の音楽フェスへの参加も発表。コロナの影響で中止になってしまいましたが、まだまだ活躍が期待できます」(音楽誌ライター)

 一方、今年3月にジャニーズから退所したばかりの中居正広(47)は、“無敵”状態だといわれる。

「2016年のSMAP解散後、木村拓哉と事務所に残った中居ですが、今回環境を変えたいと退所を決意。解散後すぐに退所した稲垣吾郎(46)、香取慎吾(43)、草なぎ剛(45)ら『新しい地図』の3人は、レギュラー番組が続々と終了するなど、中居の今後の活動も不安視されていました。しかし、解散後も中居はジャニーズに残り、何より長年にわたっての貢献度ははかりしれない。そんな中居にジャニーズ側としてはむしろ感謝していて、ジャニーズではめずらしい円満退所。レギュラー番組がなくなることもありませんし、会見でも見られた名MCぶりから、今後もますますの活躍は間違いないでしょう」(制作会社関係者)

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