さかな芸人ハットリ(左)と麻美ゆま
さかな芸人ハットリ(左)と麻美ゆま

 皆さん、お魚は好きですか? 今週、私が会いに行ったのは、さまざまな魚ネタで笑いを取る、さかな芸人ハットリさん。私がハットリさんを知ったのは2018年でした。『300種類の魚を釣るまで、自分で釣って調理した魚以外食べないチャレンジ』という、とんでもない体当たり企画に挑戦。全国を旅しながら、魚を釣って食べること216日で見事、達成されたんです!!

ゆま「せっかく、お魚に詳しいハットリさんと会えるのに、どうして対談場所がお寿司屋さんじゃないのかなぁ~(編集部のスタッフを軽くにらむ)」

ハットリ「アハハ。ゆまさんは魚が好きですか?」

ゆま「はい! といっても、全然詳しくはないですけど。ハットリさんは超難関といわれる“日本さかな検定1級”も持っていらっしゃるんですよね?」

ハットリ「はい。2014年に合格したんですが、そのときは合格ラインギリギリだったんです。それで、もっと魚のことを勉強したくて、再チャレンジして、2017年の検定試験では全国で6位になれました」

ゆま「すごい! 昔から魚は好きだったんですか?」

ハットリ「そうですね。もともと、生き物全般に興味があって図鑑もよく読んでいて、その中で特に魚には興味を持っていたんです。そのうえ、父親が渓流釣りが好きで、小学生の頃、僕もよく連れて行ってもらっていたので、どんどん魚にハマっていった感じです」

ゆま「なるほど~。お父さんの影響も強かったんですね。じゃあ、“さかな芸人”になったキッカケはなんだったんですか?」

ハットリ「芸人になった頃は魚ネタでなく、普通にネタをやっていたんです。でも、全然ウケない(笑)。それで、どうしようかと悩んでいたとき、仲間内にだけ披露していた“魚名替え歌”をステージでやってみたら、意外と反応が良くて。そこから、だんだん魚ネタにシフトチェンジしたんです」

ゆま「おおっ! ご存じのない方のために説明すると、ハットリさんの持ちネタの一つが“魚名替え歌”。流行りの曲の歌詞を、すべて魚の名前に置き換えて歌うという“歌芸”で、これが今、ユーチューブで大人気なんです」

ハットリ「アハハ、ありがとうございます」

ゆま「雑誌の誌面では歌の面白さを伝えられないのが残念。ぜひ、ユーチューブで見てもらいたいです。そして、ハットリさんといえば、もう一つ。『300種類の魚を釣るまで――』のようなサバイバル企画です。どうして、やろうと思ったんですか」

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