■中村倫也と窪田正孝との“意外な共通点”とは……

「中村は“遅咲きブレイク俳優”として田中圭(35)や高橋一生(39)と比べられることが多いのですが、成功までの道筋でいえば、窪田とかなり共通項があります。例えば、窪田は2014年のNHK朝ドラ『花子とアン』で注目を浴び、その後、TBSの金曜ドラマ『Nのために』『アルジャーノンに花束を』に立て続けに出演しています。そして、2015年に日テレの日曜ドラマ『デスノート』で主演に抜擢され、鬼気迫る圧倒的な演技が話題を呼びました。“NHK朝ドラ、TBS金曜ドラマ、日テレ日曜ドラマでゴールデン・プライム帯初主演”というルートは中村も全く同じなんです。そのうち中村も朝ドラ主演…なんてこともあり得るかもしれませんね」(前出のテレビ誌ライター)

 また、両者には“役者としてのスタンス”にも通じる部分があるという。

「フィクションであるドラマ内の人物が、リアルに存在するかのように思える演技力はもちろんですが、“自身の立ち位置を俯瞰で見る視点”が共通しているように感じます。『美食探偵』のインタビューで、中村は“ヒロインの苺がとにかく輝くような主演でいたい”と語っていますが、実は窪田も『エール』の記者会見で、“主役だからというのは個人的には全くない。この作品の看板はふみちゃん(=妻役を演じる二階堂ふみ/25)”と話しています。あくまでも自分は作品の一部という考え方は、端役や助演を数多く演じてきた下積み時代の経験からきているのかもしれませんね」(前同)

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