■もはや親子?

 2018年をもって芸能界を引退し、現在はジャニーズアイランドの代表取締役兼ジャニーズ事務所の副社長を務める滝沢秀明(38)と山下智久(35)も特別な関係にある。

「山下がジャニーズに入ったのは、1997年に放送されたドラマ『木曜の怪談』(フジテレビ系)に出演していた滝沢に憧れていたから。

 山下がジャニーズに入所した当時、Jr.の中では、ツアーを回る時には年長組と年下組がペアを組み、手を繋いで移動する、というお世話制度がありました。そこで山下のお世話係になったのが滝沢。滝沢は、山下を家に泊めたり、休みの日には遊びに連れていったり、ツアー中に2足しか靴下を持ってこなかった山下に靴下の洗い方も教えたりと、何から何まで世話をしていたようです。滝沢が山下に自分のことを“パパ”と呼ばせていた、という溺愛エピソードもあります。

 滝沢は、山下のあだ名“山P”の名付け親でもあって、インタビューなどで山Pの名前をたくさん出し、自ら山Pを売り出していました。山下は滝沢には“足を向けて寝られません”と感謝しています」(芸能記者)

 そんな滝沢だが、母子家庭で育ち、幼少時代は食事や衣服に困るほど貧しい生活を送っていた。「どうやったら子どもでも働けるんだろう」と考え、ジャニーズで働くことを決めたという。

「そうした過去をもつ滝沢ですが、実は山下も母子家庭で、ジャニーズで稼いだお金で家庭を支えていました。育った環境も似ていて、お互いを身近に感じたことで、より仲が深まったのかもしれません。

 2018年12月、芸能界引退にあたって滝沢が出演した『中居正広のキンスマスペシャル』(TBS系)に、山下がVTRで出演。“僕の人生のきっかけを作ってくれたのは滝沢くんだと思ってます。いろんなことを教えてくれたので短いVTRで感謝を伝えるのは難しいけど、本当に本当にありがとうございました”と、人生の先輩である滝沢に感謝と尊敬を伝えていました」(前出の芸能記者)

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