■逆風が吹くフリー女子アナ戦線

 2019年6月の『FLASH』(光文社)では、TBSの安住紳一郎アナ(46)が二階級特進したと報じている。

 それまで安住アナはアナウンスセンターエキスパート職・部次長待遇だったが、2019年7月1日付の人事で局次長待遇に昇進した。

「TBSの局次長の年収は2000万円ほどだといいますが、さまざまな特別手当てをつけて、一説には安住アナの年収は億に近い額ではとも言われています。安住アナがフリーになれば、引く手数多で年収が億を超えるのは間違いない。彼はTBSの看板で、局としては辞められるわけにはいかないですから、異例ですが、妥当な対応と言えるではないでしょうか。水卜アナも安住アナのような待遇になる可能性もあります。

 日テレの引き止め工作が実ったのか、ここにきて水卜アナ自身もフリー転身をあきらめつつあるといいます。33歳という年齢的なものもあるでしょうし、元フジテレビの加藤綾子(34)は『Live News it!』(フジテレビ系)、元テレビ朝日の小川彩佳(35)は『news23』(TBS系)のMCに就任しましたが、視聴率は低迷し大苦戦しています。彼女たちのような実力者でも厳しいのが今のフリー女子アナ戦線。広告がネット業界に流れ、テレビ界がさらに厳しくなってきており、ギャラがかかるフリー女子の起用はさけられる状況にありますからね」(前出の制作会社関係者)

 2019年12月に発売された写真集が60万部という大ヒットを記録した元TBSの田中みな実(33)は、OLたちの“美のカリスマ”となり、高い人気を誇っている。

「ただ、あれだけ思い切ったことをしなければ生き残れない、というのを水卜アナも感じているのでは。そのため、日テレ内に残り、出世を考え始めるようになったのではないでしょうか。

 さらに日テレ内では“ポスト水卜”の女子アナが決まったことが大きいのではと言われています。それは岩田絵里奈アナ(24)なんです」(前同)

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