ウエンツ瑛士
ウエンツ瑛士

 タレントのウエンツ瑛士(34)がロンドン留学中のエピソードを語り、多くの視聴者の共感を得たようだ。

 この発言があったのは、4月21日放送の『火曜サプライズ』(日本テレビ系)でのこと。今回の放送は、舞台の勉強をするために18年10月からロンドン留学していたウエンツが、1年半の間、どう過ごしていたか明らかにするため、番組ディレクターが自宅に泊まり込んで密着取材したもの。

 ウエンツは英語が初心者レベルだったため、最初に通ったのは語学学校だったという。そこでウエンツが自らに課したのは、“日本語禁止”のルールだったが、学校の授業やボイストレーニングでコミュニケーションがとれず、心労が溜まって「鬱っぽくなった」と告白。

 そんなウエンツを救ったのは、同番組のメンバーでタレントの長嶋一茂(54)だった。ウエンツが授業中に一茂から電話がかかってきたとき、「すみません、失礼します」と切ったところ、一茂はその声を聞いただけで「ちょっと危ないよ」と言ってくれたと振り返った。

 その後、一茂はイギリスで手に入るお薦めのサプリメントや食品のリストを送ったり、「日本語をしゃべらないと決めるのを止めなさい」とアドバイスをくれたという。これをきっかけにウエンツは気分転換でスペインへ遊びに行き、気持ちが楽になったと語った。

 そして、帰国前日の荷造り中に「1年半で自分の中で一番変わったことは?」と問われると、ウエンツはしばらく考え込んで、「自分をすごく好きになりましたね」「自分を好きになってもいいんだってことに気づかせてもらった」とコメント。

 続けて、ウエンツは「大事な考え方だとは思うんです」と前置きして、誰かにサポートしてもらったり、後押しがあったり、仲間が支えてくれたとき、日本では「自分でやった」というのは“おこがましい”という考え方が強いと発言。

 その一方、ロンドンでは「自分を認めてあげて、自分をほめてもいいんじゃないか」と言ってもらえることが多かったとし、「日本の人たちに声を大にして、“おまえがやったから。おまえの力でやったんだよ”って言ってあげたいんですよね。今なら言える。そして自分にも言ってあげられる」などと、自分の言葉を噛みしめるように語った。

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