長嶋茂雄「六大学新記録と南海を逆転した巨人スカウト陣の秘策」の画像
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 日本中のファンが長嶋の新記録達成を期待する中、見事、最終戦でバットから快音が響いた。“天性のスター”の青春。

「コロナウイルス禍で緊急事態宣言も出された今、プロ野球どころではないだろう。国内の感染拡大が終息し、世論がペナントをよしとしなければ、開幕は迎えられない」(球界関係者)

 3日に12球団の代表者が集まり、遅れている今季開幕の日程について話し合いが行われたプロ野球。「結局、4月末か5月の初旬に、そのときの状況を考慮したうえで、日程を再協議することでお開きになりました。要は何も決められなかったということです」(スポーツ紙デスク)

 会議では、交流戦とオールスター戦の中止、CSの中止も俎上に載せられたという。最悪の場合、無観客で試合を行う案も浮上しているが、これについては、「客商売である以上、無観客は経営の根幹に関わるので、絶対に避けるべき」(セ・リーグ球団関係者)という意見が根強いようだ。「球場を満席にせず、離れて座ってもらうなどの案も出ていますが、どの球団の代表も終始、険しい表情でした」(前同)

 早くても、6月中の開幕になることが予想されるプロ野球。テレビでも過去の名試合を再放送するなどして、ファンの期待に応えようとしているが、一寸先は闇と言えるだろう。今号も長嶋茂雄(84=巨人軍終身名誉監督)の秘話を紐解いてみたい(以下、文中=敬称略)。

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