■妻の浮気相手は1人ではなかった

 陸川氏は、妻の浮気相手について、「まさかBだったか……と驚きを隠せませんでしたが、証拠を押さえたことに安堵しました」と、コメントした。しかし、その後も調査を続けると、B以外の浮気相手が浮上したという。

「翌週、改めて調査をすると、会社から妻とB、そしてもう1人の同僚と思われる男性Cの3人で出てきました。3人は会社近くの居酒屋に入店。2時間ほどで居酒屋を出ると、妻はBとCと別れ、駅の反対口に向かいました。向かったのは、前の週にBとチェックインしたビジネスホテルです。しかし、Bとはすでに居酒屋で別れている。不審に思われないよう、別々に向かっているのか……。そう思ったのも、束の間でした。なんと、前週に公衆トイレに置き去りにしたAと合流して、ホテルにチェックインしたんです」(陸川氏)

 まさかの相手とホテルにチェックインした妻は、Bとホテルを利用した時と同じく、深夜に1人でホテルを出て、タクシーで自宅に向かった。

「社内不倫はよくある事ですが、まさか社内で数人と関係があるとは驚かされました。この後、調査を継続したのですが、同じ支店のもう1人別な男と関係があったことが判明しました。依頼人の夫に、この結果を報告したところ、開いた口が塞がらない様子でした」(前同)

 これだけ不倫を重ねた妻とは離婚してもおかしくない。しかし、夫は離婚せず、二度と不倫をしない、と約束させて許したという。

 それどころか、妻や不倫相手だった男性たちは、騒動後も、同じ職場に務めているという。夫との約束だけで、本当に関係を断てたのか……。夫婦の間はわからないというが、果たして……?

(※実在の個人・企業・団体等の特定を避けるため、一部情報を編集部で加工しています)

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