■オーサーコーチが語った羽生の最新情報とは?

 カナダ・クリケットクラブで羽生を指導するブライアン・オーサー氏は、4月25日に公開された『オリンピックチャンネル』の単独インタビューの中で、こんなことを語っている。

「インタビューの中でオーサーコーチは“羽生は四回転半を成功させるため体を鍛えている”と告白しています。“すでにこのジャンプを決めるファンタスティックな技術はある。あとは、この回転をやりきるための体をつくることが大切だ”ということで、羽生と意見が一致しているそうです。4回転半の成功を現実に見据えて、2人3脚で練習に取り組んでいるようです」(前出のスポーツライター)

 現在、羽生はどんな心境でいるのだろう?

「羽生は先日、新型コロナウィルスの感染拡大を受け、日本オリンピック委員会の公式ツイッターを通じて“真っ暗闇なトンネルの中で、希望の光を見出すことはとても難しいと思います。でも、『3.11』の時の夜空のように、真っ暗だからこそ見える光があると信じています”と動画メッセージを寄せました。“真っ暗だからこそ見える光がある”という言葉は、自身の今の心境も重ねているのではないでしょうか」(前同)

 ストイックに自分を「真っ暗」な状況に追い込み、再び王者に返り咲く「光」を真っすぐ追い続けているのだとしたら――。2020年の羽生はまた強くなると、期待をもたずにはいられない。

あわせて読む:
・羽生結弦“コロナ”動画に秘めた「壮絶トラウマ」と「3.11の星空」
・羽生結弦&宇野昌磨「新型コロナ」危機はゲームで!“320時間どハマり”
・平野紫耀のヒザ、羽生結弦の肺、国分の腹筋…“限界超え”ボディ!

  1. 1
  2. 2
  3. 3