■淳のメソッドが活かされた?

 お笑いプロ関係者は語る。

「今回の公開説教で岡村に対する風向きが変わりました。矢部さんが、今後岡村さんの頑張り次第で挽回できるスタート地点に立たせたようなものです。ただこれは、2019年6月の“闇営業”騒動でドン底に落ちたロンドンブーツ1号2号田村亮さん(48)を救った、相方の田村淳さん(46)の件を連想させましたね」

 亮は、“闇営業”騒動で地上波から姿を消していたものの、2020年4月7日放送のバラエティ番組『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で約9か月ぶりに地上波テレビ復帰を果たした。

「2019年7月20日にあった亮と宮迫の“闇営業”会見のあと、淳さんは、亮さんの気持ちのアップダウンがあまりにも激しくなったので、医師の診断を促し、旅行も勧めたといいます。ビジネス面では、亮さんに“今後も活動を続けたいか”を確認し、2019年11月に株式会社LONDONBOOTSを設立。窓口として亮さんの仕事を把握できるようにしました。とにかく淳さんが世間が納得するまで徹底的にサポートしました」(前同)

 矢部の公開説教と淳のサポートには、共通点があるという。

「矢部さんは公開説教の中で、岡村さんの擁護は一切せず、終始、岡村さんを落とす話をしてました。淳さんも、当初は金銭の授受がないとしていた亮さんの金銭授受が発覚したとき、ツイッターで“騙されてる人達の方が、おまえの何倍も苦しいよ!”などと叱責したと明かしました。また、“僕は誰よりも厳しい目を向けたいと思います。最後の1人になっても厳しい目を向け続けたいと思います”と亮さんへの厳しいコメントを投稿しました。

 ずっと近くで見てきた相方が、視聴者の想像を上回る厳しいことを言う。こうすることで、岡村さんを叩いてやろうと思っていた人も、“もうこれ以上はいいか”となりますよね。相方だからこそ、誰よりも厳しく接するという今回と淳さんの対応は似通っています」(同)

 4月30日の『オールナイトニッポン』では、通常のコーナーはほとんど行われなかったが、スポンサーの厚意もあり、はがきのコーナーは行われた。それに対して2人は、「ありがとうございます」としきりに感謝の念を述べた。

「岡村さんは、矢部さんの登場前から“自分がやらなければならないのはしっかりと反省して、今日の放送をしっかりとすること”と話すなど、番組と真摯に向き合っていました。淳さんも、1月末に行われた、亮さんの芸能活動復帰後初のトークライブでロンドンハーツ』関係者への感謝の念も語っていました。コンビ時代から25年以上続けているホームグラウドである『オールナイトニッポン』を大切にする。優先事項を決めて、1つずつ真摯に向き合っていくのは、淳さんの手法と同じです」(同)

 お笑いプロ関係者は続ける。

「矢部さんと淳さんは所属事務所が同じ。淳さんは、事務所の幹部とも良好な関係を築いていて、もしかしたら、事務所も含めて矢部さんが淳さんのやり方を参考にした可能性があるかも。結果的に、ネット上での意見がこれだけ変わっていったのだから、謝罪のやり方としては、大正解だったでしょう」

 相方・矢部の助け舟で、スタート地点に立った岡村。ただ、まだ厳しい意見があるのも事実。今後は、自力で汚名返上できるか、注目だ。

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