■ワクチンの実用化には1年半
4月28日、日本医師会の横倉義武会長は、新型コロナウイルスの影響で来年に延期が決まった東京五輪・パラリンピックについて「私の意見としては、有効なワクチンが開発されないと、開催するのは難しいのではないか」と述べた。ワクチンの実用化には1年半程度かかるとされる。
また、「世界的な感染の状況が大きなキーポイントになる。日本だけよくなっても、(海外で)感染が拡大している状況では難しいだろう」とも話した。
「東京五輪には世界中から選手、関係者、観客が訪れるため、日本国内で新型コロナウイルスが終息しても、海外ではまだ終息していないという可能性も考えられる。そのため、五輪が開催できるのも、ワクチンが実用化され、世界中に行き渡る1年半後以降ということになる可能性は高い。私見でしたが、日本医師会のトップの“開催は難しい”という言葉は非常に重いですよね。
また、嵐のコンサートにも日本国内のファンだけでなく、世界中のファンが訪れます。2016年に行われたドームツアーには、新型コロナウイルスの発生源とされる、中国・武漢からもファンが訪れていました。そう考えると、今から半年後、五輪よりも前に行われる今年11月3日に国立競技場でコンサートを行うことは難しい、と判断に至る可能性は高いのではないでしょうか。4月28日の『女性自身』が報じているように、秋にコンサートが実施できない場合、無観客でコンサートを行い、配信するというのが現実的なのかもしれません。
五輪が来夏もできないとなると、大野に無理を強いてまで来春の東京五輪特番を担当させる理由もなくなってくる。ただ、5000日の葛藤のラストが、そのような結果になるというのは大野自身だけでなく、メンバーやファンにとっても悔しいでしょうね」(前出の芸能プロ関係者)
嵐の日に実施が検討されているというコンサート、そして来年に延期された東京五輪はどうなってしまうのか――。