山下智久
山下智久

 ジャニーズには多数のJr.内ユニットが存在し、CDデビューすると正式なアイドルと認められて、Jr.を卒業する。

「Jr.内ユニットは非常に流動的で、ユニットから数人だけ売れてしまい、グループが自然消滅してしまうこともざらにあります。

 たとえば、2002年に結成された『田組』はのバックダンサーなどで頑張っていた7人組ユニットですが、メンバーで大ブレイクしたのは、後にKis-My-Ft2(キスマイ)に選ばれた宮田俊哉(31)と北山宏光(34)だけですね」(専門誌記者)

 ジャニーズタレントたちの意外な過去は、キスマイの2人にとどまらない。

「2007年に『ザ少年倶楽部』(NHK BS)』の滝沢秀明プロジェクトで結成された5人組ユニット『舞闘冠』は、キスマイ・千賀健永(29)とA.B.CーZ・塚田僚一(33)が所属していました。

 Jr.はグループの掛け持ちは珍しくなく、塚田と千賀はこの時点でキスマイやA.B.C(A.B.CーZの前身)に所属していましたが、当時はどちらもJr.内ユニット扱いです。

 何曲か発表してはいたんですが、残念ながら『Now and Forever』のPV以外はメディア化していません。

 ちなみに、2018年のSixTONES(当時はJr.ユニット)の『JAPONICA STYLE』が滝沢初のプロデュースMVとして大々的に報じられていましたが、ファンの間では『Now and Forever』が“滝沢初のプロデュースMV”とする声も多いですね」(前同)

 人気は爆発せず終わってしまったグループだったが、2009年に殺虫剤『コンバット』のCMがお茶の間に流れたことから、『舞闘冠』の姿が印象に残ったファンは多い。

「ジャニーズらしいキラキラの衣装とダンスパフォーマンスが流れるCMですが、歌詞が“巣にいる仲間も、いちコロリ”だったり、頭にゴキブリの触覚が付いていたり。

 ラストもキメ顔とカッコいい声で、

“ゴキブリ……トゥ・ザ・ヘヴン”

 と、どこか締まらない(笑)。Jr.ユニットではかなり知名度が高いユニットだっただけに、解散は残念ですね」(前同)

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