■吉本とUUUMが提携を発表

「吉本所属のタレントの約800チャンネルは、UUUMのサポートを受けることになりました。

 今年に入ってから、UUUMは所属していた大手YouTuberの退所ラッシュが続いています。2月には日本一の登録者数545万人を誇る、大食いYouTuber・木下ゆうか(35)が退所していますよね。

 クリエイターが増えたり、コラボ企画が行いやすくなるUUUMにも、ノウハウが学べて仕事の幅が広がる吉本にも、まさにwin-winの関係でしょう」(お笑い雑誌記者)

 芸能人YouTuberの爆発力は、一般YouTuberのそれとは比べ物にならない。約2か月半で登録者数200万人を突破した江頭2:50の『エガちゃんねる』が好例で、芸能人はYouTubeを始めさえすれば誰でも売れるかのようなイメージがある。

 しかし、実際は人気タレントだからといって、うまくいかないケースも多い。

「わかりやすい例だと、アンジャッシュ渡部建(47)の『アンジャッシュ渡部チャンネル』や、小島よしお(39)の『おっぱっぴーチャンネル』ですね。

 渡部は自分の得意分野である“グルメ”をメインとした動画づくりをしているのですが、チャンネル登録者数約4.9万人で、再生数が5万を超えない動画がかなりある。ふつうのYouTuberならそれなりですが、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)などでMCを務めるクラスの芸人としてこの数字はちょっと低いですよね」(前同)

 小島よしおも、人気が出てきたのはコロナ騒動で動画の方針を変更してからだ。

「小島はコロナの影響で休校状態の小学生を対象にした『小1~6向けの算数』動画が好評で、チャンネル登録者数が2.8万人、5万前後の再生数を得ていますが、これは本当に最近の話。

 3月の時点では、歌や踊りをメインとした動画(現在はほとんど削除済み)をメインに活動していたんですが、登録者数7570人で、再生数は5000いかないことも多く、かなり悲惨な状態でした。人気芸人でも、意外と稼げないんですよ」(前同)

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