出川哲郎
出川哲郎

「なんでオレたち、今までスタジオに集まってたんだろう?」

 ビビる大木(45)が4月22日放送の『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京系)で、ふと口にした言葉が話題となっている。同回は新型コロナウイルス感染拡大を考慮し、一切スタジオを利用せず、スタッフも含めて全員が自宅からリモート収録を行う、異例の状況だった。

「新型コロナ感染防止の苦肉の策として本格化した“リモート出演”。最初は戸惑うタレントも多かったですが、みんな徐々に慣れてきていますよね。

 リモート導入初期は『ヒルナンデス』(日本テレビ系)のように“MCのみスタジオ収録”というスタイルの番組形式が定例化すると思っていたんですが、テレビ東京の『家つい』や、4月25日の『出川・IKKOみやぞんの割り込んでいいですか?』のように、スタジオ収録せずに成立する番組まで出てきました。急場しのぎから始まったリモート出演ですが、気づけばテレビに変革期が来ているような印象を受けますね」(制作会社関係者)

 リモート出演はどうしてもスタジオと音声や映像がズレてしまうが、これについて博多華丸・大吉博多大吉(49)は、4月15日のラジオ『赤江珠緒 たまむすび』(TBSラジオ)で、「1.5秒早く動く」というメソッドを明かしている。

 実際、大吉がレギュラー出演している『あさイチ』(NHK)では、オープニングあいさつを中継先とスタジオがズレることなくこなしており、話題となった。少しの工夫で、懸念されていた”ズレ”も解消できるのだ。

 また、『割り込んでいいですか?』のように、“ズレ”や音声の不具合はかえって”臨場感があって楽しい”という反響も寄せられていて、視聴者からも好意的に受け入れられている。リモートは、予想以上にメリットがあるかに見えるが……。

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