あつまれどうぶつの森(任天堂公式サイトより引用)
あつまれどうぶつの森(任天堂公式サイトより引用)

 Nintendo Switchのゲームソフト『あつまれどうぶつの森』(任天堂/3月20日発売)が、空前絶後の売上を記録し、社会現象になっている。

「任天堂の2020年3月期の決算発表によると、営業利益が41.1%増の3523億円。『あつ森』は発売から12日間で1177万本売れていることが明らかになりました。これはSwitchソフトの滑り出しでは、過去最高記録です。

 これまでもDSや3DSで人気を博してきた『どうぶつの森』シリーズですが、現時点ですでに過去作の累計実売本数を上回っていることも判明。

 自由度の高いゆるいスローライフを楽しめるゲームとして人気でしたが、今回は本当に飛びぬけて人気ですね。『あつ森』人気で、Switch本体も品不足の状態が続いています」(ゲームライター)

 新型コロナウイルスの影響で、世界的に“ステイホーム”が呼びかけられている現状、ゲーム内とはいえ“お花見”を楽しめたり、現実の友人と最大8人同時のオンラインプレイができたりと、“巣ごもり需要”にフィットしたのも売り上げに影響している、という見方もある。

「このゲームに“エンディング”はありません。序盤こそ”家のローン返済”という目標がありますが、それ以外は本当に自由。無人島で生活することになったプレイヤーの“あなた”は、気ままに釣りや昆虫採集を楽しんだり、DIYで家具を作ったり、仲間のどうぶつと交流を楽しんだりできる。

 ゲームを進めると、島の内陸部を工事することもできる。四季や昼夜の概念もあって、“気ままなスローライフ”をどこまでも楽しめる作品として、絶大な人気です。コロナ禍で外出できないぶん、よけいに開放感溢れる世界観が染みるのかもしれません」(ゲームライター)

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