新型コロナウイルスの影響により、4月クールにスタート予定だった堺雅人(46)主演のドラマ『半沢直樹』(TBS系)、元SMAPの木村拓哉(47)主演の『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)など、多くのドラマが総集編や傑作選の放送を余儀なくされている。
また、バラエティ番組や音楽番組でも、再放送や“リモート収録”などで対応を続けている。
そんな中にあって、タモリ(74)がMCを務めるテレビ朝日系の音楽番組『ミュージックステーション』は5月8日、1か月ぶりに生放送を再開した。
『Mステ』は、毎週さまざまなアーティストが生出演してパフォーマンスを披露する音楽番組だが、4月3日の3時間スペシャル放送以降は、過去のVTRを編集した内容での放送を続けていた。
「5月8日の放送では、MCのタモリさんと並木万里菜アナウンサー(24)が生出演し、アーティストとリモートでトークを交えながら番組が進行。『アーティストが今届けたい歌SP』と題して、豪華アーティストたちが楽曲を披露しました」(制作会社関係者)
この日の放送には、小沢健二(52)、ゴスペラーズ、スガシカオ(53)、Superfly、ToshI、RADWIMPSが出演。
「RADWIMPSは、この日の『Mステ』出演のために書き下ろした新曲『新世界』を披露し、大きな話題を呼びました。また、全員が『NHK紅白歌合戦』に出演した経験のある超一流どころばかりでした。
というのも、今の民放テレビ局で放送されている音楽番組で、毎週のようにアーティストが生出演して、スタジオで楽曲を披露するのは『Mステ』ぐらい。番組関係者の中にも“伝統と格式ある音楽番組”という矜持がある。
現在の状況を“音楽で盛り上げたい”、“日本を勇気づけたい”という思いから生放送再開を決断したといいます。アーティストも『Mステ』サイドの趣旨に賛同しての出演となったそうです」(前出の制作会社関係者)