■小芝風花、“セクシー路線”で迷走した過去も......

 こうした当たり役を経て着実にステップアップしてきた彼女だが、その道のりは決して順風満帆ではなかった。

 小芝は2011年、14歳のときに美女ぞろいのオスカープロモーションが主催するオーディションでグランプリを獲得し、芸能界入り。2014年、16歳のときに初主演した映画『魔女の宅急便』でいきなり第57回ブルーリボン賞新人賞に輝くなど、華々しいスタートを切った。その後も地道に作品出演を重ね、2016年に放送された波瑠(28)主演のNHK連続テレビ小説あさが来た』では、オーディションを通じて“ヒロインの娘”という重要な役どころに選ばれている。

「昔から演技力には定評があったのですが、作品に恵まれずイマイチブレイクし切らなかった印象です。『あさが来た』はディーン・フジオカ(39)の“五代さま”ブームもありましたし、若手女優枠では小芝の親友役だった吉岡里帆(27)が先に注目を浴びてしまいましたからね。16年と19年には下着やビキニ姿を含むセクシーな写真集を発売するなど、事務所の売り方にも迷走が見えました。しかし、去年1月期の『トクサツ~』のヒット以降、業界内外での評価も大きく変わってきた。今のブレイクは、彼女が本来持っていたチャーミングな魅力を引き出す作品に巡り合えたことが大きいでしょうね」(女性誌記者)

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