■水卜アナは昨年「アナウンス部副主任」に昇進

 日本テレビの水卜アナは、2019年5月に発表された人事で「アナウンス部副主任」に昇進している。

「長らく、水卜アナは日テレを退社してフリーに転身するのではと言われていました。『24時間テレビ』の総合司会や走者を務め、局アナとして『アナザースカイⅡ』にも出演し、局の看板アナウンサーに成長した彼女を辞めさせないため、日テレ上層部はさまざまな引き止め工作を講じてきてといいます。

 そんな引き止め工作が実ったのか、ここにきて水卜アナ自身もフリー転身をあきらめつつあるとささやかれています。上層部も水卜アナの意向に応えるため、今年の定期人事でさらに上のポジションが用意される可能性もあります。

 日テレとしても会社に残留してもらうため、彼女を重用して、どんどん出世させていくという方針も検討されているとか。水卜アナが大下アナのように役員待遇に抜擢されるのは時間の問題かもしれませんね」(同)

 一方、「水卜アナは大下アナとは違うのでは」と話すのは日テレ関係者。

「大下アナは企業イメージ向上の一環もあり、役員待遇に抜擢されたという見方もあるようですが、水卜アナは完全に実力が評価されていて、正統派の出世コースを今後歩んでいくとみられています。というのも、水卜アナの『スッキリ』での貢献を上層部は相当評価しているんです」

『スッキリ』と同時間帯の番組では、2016年まではフジテレビの『とくダネ!』が3年連続で民放同時間帯視聴率でトップだったものの、翌年にはテレビ朝日の『羽鳥慎一モーニングショー』が首位に。2位と3位を『とくダネ!』と『スッキリ』で争っていた。

「ところが、水卜アナが2017年10月に『スッキリ』のMCに就任してしばらくすると、『スッキリ』は『モーニングショー』に次ぐ2位のポジションが定位置となり、世帯視聴率で『とくダネ!』を上回ったんです。

 さらに日テレは、スポンサーの広告出稿金額の高い若年層の視聴率を重視していて、そういった若年層の視聴者に支持されているのが水卜アナ。彼女は『有吉ゼミ』や『幸せ!ボンビーガール』など、若者向けの番組にも多数出演していますからね」(前同)

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