中村倫也
中村倫也

 5月14日に放送された特別番組『その素顔が知りたい。俳優 中村倫也』(日本テレビ系)で、中村倫也(33)が下積み時代の思いなどを赤裸々に告白した。同番組は、近日公開予定の中村主演映画『水曜日が消えた』の撮影現場に密着、中村の知られざる素顔に迫った。2005年に俳優デビューしてから15年のときを経てようやくブレイクした中村。デビューから2年後に、深夜ドラマの主演に抜擢されたものの、同世代の俳優たちは、特撮や学園ドラマといったイケメン俳優の“登竜門”に出演していた。「僕は何にも該当してなかったですし、特段イケメンでもなかったのでやれず……。シンプルにやりたかったですけどね」と中村は語り、「歯がゆい気持ち」だったと当時を振り返る。

 一方で、イケメン俳優の枠にカテゴライズされなかったことで自ら工夫をするようになり、成長できた部分もあったと告白。また、演出家の故蜷川幸雄氏演出の舞台『恋の骨折り損』への出演も、一つの転機だったという。ここで中村は、セリフが大幅にカットされるなど厳しい環境に直面し「ボッコボッコにされまして」と続け、いつか見返したいという反骨精神が芽生え、自分で考えるようにもなったと語った。

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