■コロナ禍でも視聴率3冠王

「外出自粛が続く中、NHK、民放含めてテレビ局の視聴率は絶好調で全社的に上昇傾向にあります。特に日本テレビは若年層をがっちりつかんでいて、たとえば、5月15日放送の『沸騰ワード10』は、番組最高となる個人視聴率9.0%(世帯14.0%)を記録。他にも『有吉ゼミ』、『世界の果てまでイッテQ!』などの視聴率が堅調で、5月11日週の、全日・プライム・ゴールデンの視聴率3冠王を獲得するなど、まさにイケイケの状態なんです。

 ただ、どの局にも言えますが、一方で経営的には非常にマズい状況にあります。というのもこのコロナ禍に新規で広告を出稿したいという企業は少なく、広告収入が激減。さらに今後もますます減少していく見込みだというんです。

 特に日本テレビは本業の放送事業の視聴率は絶好調なんですが、それ以外の事業では他局以上の危機に直面していると言えるのかもしれません」(制作会社関係者)

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