マイク・タイソン53歳、ガッツ石松が語る「再び王座」の可能性の画像
写真はイメージです

 ボクシングの元世界ヘビー級の統一王者、マイク・タイソン(53)のリング復帰が話題になっている。「タイソンは、5月に入って自身のインスタグラムを何度も更新し、2度にわたってトレーニングの様子をアップ。ミット打ちでは、往年と変わらぬスピードとパワーを披露しました。5月11日(現地時間)に更新した動画では、“アイム・バック”と宣言しています」(スポーツ紙記者)

 この動画を見て、世界中の格闘技関係者が色めき立った。豪州のプロモーターから1億円で試合のオファーが舞い込んだかと思うと、格闘技団体『ベアナックル・ファイティング・チャンピオンシップ』からは、なんと総額21億円のオファーがあったという。また、「かつてのライバルで、復帰を狙うイベンダー・ホリフィールド(57)も、タイソンとのチャリティマッチの希望を表明するなど、タイソンの周囲はにわかに盛り上がっています」(前同)

 タイソンは今も戦えるのか。元WBC世界ライト級チャンピオンのガッツ石松氏は、こう語る。「53歳という年には勝てないだろうね。気持ちのうえでは、まだいけるって思っているんだろうけど、体がついていかないよ。そりゃあ、ボクシングの基本的な動きはできるよ。でも対戦相手を目の前にした真剣勝負となると話は別。若い選手のパンチを避け切ることはできないと思う」

 それでも、往年のタイソンはすごかったとガッツ氏は目を細める。「体を振りながら打ち、打ったとたんに下がってリズムを取る。あのときの動きは一級品だったね。この復帰話は、世界中が閉塞し、ボクシングへの世間の関心も薄れている今だからこそ、ボクシングのイメージアップのために、ぶち上げられたんじゃないかな」(ガッツ氏)

 とはいえ、過去には引退後10年の時を経て復帰し、45歳9か月でヘビー級王座に返り咲いたジョージ・フォアマンや、46歳4か月でWBC世界ライトヘビー級タイトルマッチに勝利したバーナード・ホプキンスなどの例もある。

 タイソンの現役時代の戦績は58戦50勝(44KO)6敗2無効試合。最後のプロとしての試合は2005年だが、当時のパンチのスピードとパンチの重さ、体のキレなど、鮮烈なイメージは今も記憶に新しい。

 すっかり白髪になったタイソンについて、映像を見たフォアマンは「彼は時計の針を少なくとも20年は戻したように見えた。本物の最強挑戦者になれるかもしれない」と語った。「確かに復帰は難しいでしょうが、同い年のサッカー選手・三浦知良(53)はプロとして現役を続けていますし、期待したい」(前出のスポーツ紙記者)

 50代の希望の星として、ぜひとも復活を願いたい!

あわせて読む:
・中畑清と福田正博が語った「偉大なる長嶋茂雄と三浦知良」
・出演陣に濃厚接触者が!? コロナ禍での芸能界の現状「反安倍の流れ」「スポーツ紙統合」
・日テレ・水卜麻美アナ“大下アナ待遇”NG!?「40代取締役」の野望!