山崎育三郎
山崎育三郎

 朝の連続テレビ小説エール』(NHK)の5月12日放送、第32回より“東京帝国音楽学校のプリンス”佐藤久志役の山崎育三郎(34)が本格的に登場している。

 佐藤は窪田正孝(31)が演じる主人公・古山裕一の小学校の同級生で、13日放送の第33回で佐藤と裕一は再会をはたした。裕一の側に突然現れては助言を送り、そして消えていくという神出鬼没な人物で、そして視聴者の注目を集めたのは、演じている山崎の“歌”だという。

「山崎は現実でもミュージカル界のプリンス。作中では、イタリア語でオペラを歌唱していましたね。本職がミュージカル俳優とあって、吹き替えなしで完璧な歌を披露。テレビの前で山崎の歌声が聞けるなんて贅沢なものです。SNSでも、“山崎育三郎さん声も顔も良い”や“エールみてると思うんだけど2007年にミュージカル『レ・ミゼラブル』のマリウス役に大抜擢。その後も、『モーツァルト!』これは完全に山崎育三郎を好きになるドラマです”など称賛の嵐でした」(テレビ誌記者)

 山崎は子役時代から数えると俳優歴20年以上のベテラン。東京音楽大学声楽家演奏コース在学中ののヴォルフガング・モーツァルト役、『ミス・サイゴン』のクリス役など数々のミュージカルに出演した。

「山崎は『下町ロケット』(TBS系)で人工心臓弁の研究員・真野賢作役、『昭和元禄落語心中』(NHK)で助六役を好演するなどテレビドラマでも活躍。バラエティ番組『世界の村のどエライさん』(フジテレビ系)ではMCを務めるなど幅広く活動しています。ただ、あくまで本業はミュージカル俳優というスタンスのようです。そんな山崎にとって『エール』の佐藤久志役はミュージカル俳優としての本領が発揮できるシーンもありますし、山崎のハマリ役になるのではないでしょうか」(前同)

  1. 1
  2. 2
  3. 3