※画像は米津玄師のインスタグラムアカウント『@hachi_08』より
※画像は米津玄師のインスタグラムアカウント『@hachi_08』より

 5月20日、日本音楽著作権協会(JASRAC)が、2020年JASRAC大賞を発表。音楽配信、カラオケ、CMでの利用など、前年度に同協会からの著作物使用料の分配額が多かった作品の作詞者・作曲者・音楽出版者の功績と栄誉を称え表彰する賞だが、シンガーソングライターの米津玄師(29)の楽曲『Lemon』が金賞を受賞した。『Lemon』は同協会が発表した『国内カラオケランキング』でも1位に輝いている。

「米津の曲は、カラオケ業界では絶大な人気を誇りますからね」と、語るのは大手カラオケ店スタッフだ。

「基本的に、通信カラオケは『JOYSOUND』(エクシング)と『DAM』(第一興商)の2社の独占状態ですが、どちらの会社が発表しているカラオケランキングにも、多くの米津楽曲がランクインしているんですよ」(カラオケ店スタッフ=以下同)

 2社が2019年に発表した年間カラオケランキングでは、米津のソロ楽曲のみ取り上げても、DAMでは、年間総合TOP100は、『Flamingo』(53位)、『LOSER』(38位)、『ピースサイン』(32位)、『アイネクライネ』(19位)、『Lemon』(1位)。

 JOYSOUNDの年間総合TOP30では『ピースサイン』(21位)、『アイネクライネ』(18位)、『Lemon』(1位)と、どちらも数多くの楽曲が歌われていることがわかる。ちなみに、菅田将暉(27)とコラボした『灰色と青』も23位にランクインしていた。

「米津の曲は、高校生や、20代の若い人たちが歌うのは珍しくないんですが、意外と50代、60代の人も、男女問わず歌ってみる人が多いんですよ。“カラオケの履歴に残ってたから試しに歌ってみた”という人や、面白い意見だと“スローテンポな曲が多いから歌いやすい”という声もありました」

↓米津の公式YouTubeチャンネルより

 

「団体のお客さんだと、米津の曲がいいのは“手拍子を入れて全員で参加できるから”という声もありますね。『パプリカ』とか『Lemon』を聞くとわかりますが、曲の中に手拍子のような音が入ってますから、やりやすいんでしょう。ちなみに、『JOYSOUND』の19年年代別カラオケ年間ランキングでは、やはり『Lemon』が50代は1位で60代は2位。というか、20代~50代のランキングで全部1位は『Lemon』。まさに圧倒的人気ですね」

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