山崎育三郎
山崎育三郎

 窪田正孝(31)主演の連続テレビ小説エール』(NHK)は、5月19日放送の第37話で番組最高となる平均視聴率22.1%(ビデオリサーチ調べ/関東地区/世帯)を記録。翌日の第38話も22.0%と絶好調。その要因としてあげられるのが、日々、存在感を増している裕一(窪田正孝)の幼なじみ、“プリンス久志”の存在だ。

 この久志を演じているのが『レ・ミゼラブル』『モーツァルト!』など、人気ミュージカルで活躍する山崎育三郎(34)。まさにミュージカル界のプリンスだが、近年は『下町ロケット』(TBS系)などドラマでも、印象的な演技を見せている。

 その久志は、山崎が乗り移ったかのような王子様ぶりの濃厚キャラで、音(二階堂ふみ/25)が通う音楽学校のプリンスとして、ウインクひとつで女性を気絶させるイケメンぶりを発揮する。ツイッターにも「あれは帝劇で見る山崎育三郎」「このドラマにハマりすぎる。さらなる出世作となる予感」と絶賛の声が相次いでいた。

 その山崎は5月23日の『土曜スタジオパーク』(同局系)に出演し、「(久志は)僕ですね」と語って笑いをとっていた。久志のモテ男っぷりは自分もそっくりなのだという。また、久志のプリンスキャラだけでなく、過去や人間味にも、これから注目してほしいとも言っていた。山崎演じる久志は今後、物語をさらに盛り上げるキーマンになりそうだ。

 この久志の活躍で、今後、注目してほしいのが、ほかのミュージカル役者たち。『エール』には山崎以外にも、劇団四季出身などミュージカル畑の精鋭が集っているのだ。歌手の山藤太郎を演じる柿沢勇人(32)。さらに音のライバルである夏目千鶴子役には小南満佑子(23)、裕一の曲を歌う藤丸役の井上希美(28)と、東京編はそうそうたるメンツが勢ぞろい。また、歌うシーンはなかったが、豊橋編で音の実家である馬具店で働いていた岩城を演じた吉原光夫(41)も、実は元劇団四季のミュージカル俳優だ。

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