6月3日放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の、いつもにも増してチャレンジングな内容が物議を呼んでいる。「テレビ史に残る挑戦」と評する声もあれば「想像以上につまらなかった」と批判の声も上がる、極端な企画だったのだ。
「3日の『水ダウ』は、放送当日の新聞でも『特別リモート企画』以外の情報がシャットアウトされる異例の状態だったため、放送前から注目が集まっていました。SNSでは“番組常連の安田大サーカス・クロちゃん(43)が出るかも”“○○な説をやるのかも”と、さまざまな憶測が飛び交っていましたね。出演したのはクロちゃんでしたが、放送されたのは視聴者の予想のはるか斜め上を行く企画だったんですよ」(放送作家)
今夜は緊急ステイホーム企画『リモート“コントロール”クロちゃん』!! これからクロちゃんの行動は全て視聴者の皆さんに決めて頂きます!!画面にクロちゃんの行動を決める4つの選択肢が出ますので、視聴者の皆さんはdボタンを押して是非ご参加ください!!#tbs #水曜日のダウンタウン #リモコンクロちゃん pic.twitter.com/q4Bm93h99b
— 水曜日のダウンタウン (@wed_downtown) June 3, 2020
放送されたのは、『リモート“コントロール”クロちゃん』と題して、視聴者がテレビのデータ連動機能を使って、自宅にいるクロちゃんの行動を選択肢から選ぶという、まさかの視聴者参加型の生放送企画。MCのダウンタウン・松本人志(56)と浜田雅功(57)も出演せず、終始クロちゃんの部屋だけですべてが進行した。
「開始早々、クロちゃんは視聴者の判断により、3連続で“シャワーを浴びる”という行動をとらされたのですが、内容はそれぞれ“塩で洗う”“酒で洗う”“米で洗う”というトンデモないものでした。特に酒については、“酒を口に含み、上を向いて噴き出したのを浴びる”という、放送コードギリギリの絵面。米や塩が床に散らばってしまい“ネズミとか来る!”と嘆いたりと、開始早々、いきなりえげつない展開が続きましたが、まだ序章にすぎませんでした……」(前同)
その後もクロちゃんの試練は続き、「お茶をベースに、玉ねぎ、焼き肉のたれ、納豆を混ぜたミックスジュースをレンジでチンして飲む」「トイレにバランスボールを持っていき、ボールを舐める」「携帯の登録1番目の人(女性)に電話する」と、どんどんエスカレート。視聴者からは「さすがにクロちゃんかわいそう」「化け物企画過ぎww」「トコトン地獄に落として上げてください!」と多くの反響が寄せられた。
「しかし、特別面白いトークがあるわけでもなく、本当に適当なタイミングでクロちゃんを1時間操作するだけの企画だったため、進行がグダグダだったり、さすがに絵面が汚すぎて、“これ1時間もするの?”“いじめっぽくて嫌だ”“食べ物で遊ぶのはちょっと…”と、SNSで否定的な見解を示す視聴者も多かった。振り切った『水ダウ』らしい企画とも言えますが、いつも以上に評価が二極化している印象を受けますね」(WEBライター)