■ラップバトルを仕掛けたカッコいい姿も

 クイズが終了し、『俺しか知らない櫻井翔プレゼン対決』と題して、アニキ会3人組が櫻井の魅力をPRするコーナーとなった際、上田は19年夏のKAT-TUN大阪公演に、櫻井がサプライズ参加した際のエピソードを映像付きで紹介した。上田が喜ぶ、と気を利かせたスタッフが撮影していたという、テレビ初公開となる超貴重映像だった。

「上田のソロ『百花繚乱』は、毎回、上田がファンをステージに上げてタイマンでラップバトルする、というパフォーマンスが人気なんですが、これに櫻井はサプライズを仕掛けたんです。ステージの奥から櫻井が登場。スクリーンに櫻井がアップで映し出された瞬間、まさかの櫻井に、もう、観客はひたすら絶叫。“Hey Hey”と観客を煽る声に気づいた上田が振り返ると、ステージに櫻井がいたわけです。

 上田は“ウソ、マジで!?”と仰天しながらも、ファンに“アニキの前だぞ! 下手な姿見せんじゃねぇぞ! いいな?”とオラオラ口調でファンを煽り、ハイテンションでラップバトルに突入しました」(ライブ関係者) 

 そこで披露された櫻井のラップは、圧巻の一言。ソロパートは完ぺきにこなしたうえ、上田と声を重ねるパートも、ズレることなく見事にシンクロ。手を振ったり、ラップで攻めるパートは上田に詰め寄ったりと、歌唱以外の部分でも観客を魅了した。観客がペンライトを振り回して大歓声を上げるなか、歌い終わった櫻井は「Make some noise!(盛り上がっていこうぜ!)」と言いながら舞台から降りたことで、夢のようなコラボは幕を閉じた。

 そんな櫻井を「ありがとうございます!」と頭を下げて見送る上田の姿を「まさにアニキ会若頭」「本当にアニキが大好きなんだなぁ」と評する声もSNSで見受けられた。

「“円盤(DVD)収録されてないから超ありがたい!”“また見れるとは思わなかった!”“ファンが話してたのはこれか!”と、大好評でしたね。驚くべきことに、櫻井は当初サプライズする予定はなく、“ふらっと観に行っただけだった“そうです。当日になって、スタッフに打診されたとか」(専門誌記者)

 当日、会場を観客として訪れた櫻井だったが、スタッフに「上田くんがソロで客席からファンの子を上げるコーナーがあるんですけどね…」と言われ「俺出んの!?」と戸惑ったものの、快諾。「KAT-TUNのファンの人に喜んでもらえるものじゃないと(ダメ)」「ちょっと覚えるわ」と本番30分前まで上田のパートを何度も聞いて、「めちゃめちゃ大変だった!」「ムズい(歌詞)の書くな上田くん!」と、『夜会』で当時の心境を明かしていた。

「それでも、当日いきなり打診されて、アウェーといってもいい大阪ドームの大観衆の中に出ていって、すべての観衆を魅了するパフォーマンスをやってのけるわけですから、アイドルとしての地力がすごすぎる。あらためて櫻井翔はスーパースターなんだ、ということを実感させてくれる113秒の神動画でしたね」(前同)

 

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