■あの名作ドラマもパロディに

 『東スポWeb』の報道があった6月10日、特番『FNSドラマ 超アガる!名場面アワード』が放送された。

「木村の古畑パロディコントで盛り上がった後に、フジテレビの名作ドラマを振り返る番組があったせいか、『スマスマ』で放送されたドラマを元にしたコントを思い出す人が出てきたんです」(前出のWEB編集者)

 コントになってしまったドラマ、その一部を振り返ってみたい。1997年にテレビドラマが放送、その後映画も作られた『踊る大捜査線』。『スマスマ』では「踊れ大捜査線」としてコント化された。

織田裕二(52)演じる青島刑事を香取慎吾(43)、そして中居正広(47)が柳葉敏郎(59)が演じた室井慎次をそれぞれ務めました。香取は、大きな耳の小道具を付けてデフォルメ化、さらにダンスが得意という設定が追加されていました。中居も肌を茶色くして、眉毛を濃くしていました。こちらも古畑同様に、本家出演者の織田、真矢みき(56)らが出演。なんと、本家の台詞にならって青島幸男(故人)まで登場する豪華ぶりでした」(前出のテレビ誌記者)

 『スマスマ』のパロディのネタ元はメンバーたちにも及んでいたという。

「香取主演のドラマ『薔薇のない花屋』を“薔薇のない花屋”と改題して、正しい花を当てるゲームコーナーに。草なぎ主演のドラマ主演のドラマ『僕と彼女と彼女の生きる道』も“僕と彼女の生きる道”として、草なぎが演じた小柳徹朗を香取が演じました。さらに『Dr.コトー診療所』を“Dr.コロー診療所”という名前にし、稲垣吾郎(46)が的外れなことを言う医者に扮してコントを展開。いずれも本家の世界観を壊しかねない、めちゃくちゃなコントでした(笑)」(前同)

 オリジナルの出演者をコントに出させるとは、『スマスマ』も攻めていた。

とんねるずも冠番組『とんねるずのみなさんのおかげです』で、ドラマを元にしたコントは数多くやっていましたが、『スマスマ』のコントはアイドルがやっていた意外性も相まって多くの人の記憶に残っているようです。視聴者の中には本家の内容は忘れたけど、『スマスマ』のコントの内容だったら覚えている、という人もいました。エキセントリックなネタもありましたし、体を張るのも辞さなかったSMAPの尽力があったからこそ、クオリティの高いコントとして成立したのではないでしょうか」(ワイドショー関係者)

 SMAPが解散しても記憶に残るコント。再び、日の目を見る機会はあるのだろうか。

あわせて読む:
・中居正広「最後の元SMAP」SNS参入の切り札は「自作絵本」
・手越の救世主!?5分返信、中国進出…やり手タッキー「J仕事の流儀」
・木村拓哉と中居正広「ムリ!」東京五輪延期でSMAP再結成が完全消滅!!

  1. 1
  2. 2
  3. 3