佐々木朗希は大谷翔平を超える!「球速170キロも夢じゃない」の画像
写真はイメージです

 “令和の怪物”こと、千葉ロッテマリーンズのゴールデンルーキー、佐々木朗希(18)の評判がすこぶるいい。「5月26日にZOZOマリンで初めて実戦形式で投げたんですが、160キロの剛速球を2度も披露しました。3人の打者と対戦し、レギュラー組の藤岡裕大を含む2人から三振を奪った。ストレート8球の平均は、157キロと驚異的な数字。普通、新人がレギュラークラスからストレートで空振りなんて取れませんよ」(スポーツ紙記者)

 当初、ロッテの井口資仁監督は「1年目は体づくり」と考え、ファームで育てる方針だった。「入団後、チームは佐々木の肉体をプロ仕様に変えるべく、体幹トレーニングなどを徹底的に指導した。その象徴が、高校時代よりも太く、安定感が増した下半身です。体重も7キロ増えて92キロと、ひ弱さがなくなりました。東北人らしく、きつく地道なトレーニングにも手を抜かずに取り組む姿勢には、コーチ陣も感心しています」(ロッテ関係者)

 こうした佐々木の急成長を目の当たりにし、井口監督も“方針転換”を検討中だという。「今シーズン中の1軍マウンドデビューは、間違いない。他の先発陣の状態次第では、開幕1軍に残すことも考えています」(前同)

 現在の佐々木について、阪神のエースとして活躍した野球評論家の藪恵壹氏は、こう言う。「佐々木は開幕の遅れがいいほうに作用して、絶好調ですよね。今のままいけば、大谷翔平が1年目に残したシーズン3勝という記録も、軽く超えていくんじゃないでしょうか」

 今や “二刀流メジャーリーガー”として、その名を全米にとどろかすエンゼルスの大谷翔平。大谷もまた、日本ハムに入団後、高卒1年目から剛速球を武器に1軍で活躍した。2013年、開幕戦に打者としてスタメンに名を連ねて2安打を放つと、5月23日には投手として初登板、6月1日の中日戦で早くも初勝利を挙げている。「大谷は初登板で、いきなり157キロの新人記録を出しましたが、すでに160キロを投げている佐々木が1軍のマウンドに上がれば、当然、これを更新するでしょう」(前同)

 となれば、その先に見えてくるのが、16年に大谷が残したNPBの最高球速・165キロの更新だ。「いや、それは体さえできあがれば、十分狙えます。それよりも、佐々木に期待したいのは170キロという人類初の大台。メジャーでもヤンキースの守護神、チャップマンが投げた169キロが最速記録です。球速にこだわるのは意味がない、なんて冷めた声もありますが、プロは夢を与えてナンボ。佐々木の右腕には、その夢があります」(前出の記者)

 佐々木の背番号はエンゼルスの大谷と同じ「17」。この番号には「170キロを投げてほしい」という、球団の思いが込められている。初マウンドが、楽しみだ。

あわせて読む:
・関ジャニ“兄さん“消滅でも安心?激アツ!!関西J下剋上バトル!
・阪神入団を逆転した巨人「疲弊した王は母の腕枕で寝息を立てた」