週刊大衆『ボートレース訓練生・美波』第33回
週刊大衆『ボートレース訓練生・美波』第33回

 ボートレーサー養成所の訓練生たちは、育ち盛りの子女ばかり。いつも腹ペコです。

 当然、厳しい訓練の中で一番の楽しみといえば食事の時間。男子も女子もほとんどの訓練生が「おかわり」の列に並びます。

 そんな訓練生の活力と健康を支えるメニューも、かなり充実しています。毎日、朝食から夕食までがバランスよく考えられ、そして何よりも「旨い」のです。ここでの三食に慣れてしまったら、下手な定食屋さんでは外食ができません。

 なお、漫画では訓練生が「いつも飯のことばかり考えている」ように表現されていますが、これはまごうことなき事実です。その証拠に訓練生に「今、一番何がしたいのか?」と聞くと、ほとんどの方が迷うことなく「好きな物をお腹いっぱい食べたい」と答えます。

 中には、テレビで出てきたグルメをメモして「いつかは必ず食べる」と祈願する者までいる始末。女子も男子も「グルメの話」ばかりしています。

 しかしながら、この食へのハングリーさが「良いボートレーサー」になるための通過儀礼ということもできます。なぜなら、何かに憧れたり求める気持ちこそがプロレーサーの大事な資質のひとつでもあるからです。

 たくさん食べて、たくさん訓練して、そしてたくさん憧れながら、立派なプロ選手になってほしいものです。

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